今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

長い1日 森へいけるかも

2008年6月24日

 

帰りみち、バスで作業所の二人と一緒に帰る。懐かしい感じがした。まるで4年前に戻ったよう。

知的障害のお兄さん、聴覚障害の女の子、気分障害のみみずく。三人がいちばんうしろの席にならび、駅まで帰る……うち2人はほとんど手話ができない。そこで持っていたスケッチブックで、お絵かきゲームをした。文字通りのバスレク。


三人がコミュニケーションをとるためには共通するの視覚が頼りになる。

五感、そして第六感、神さまは人間に6つの感覚器官をあたえたもうた。そのうちの一つがなくとも、尊敬をもって生きていけるいまの日本の福祉は素晴らしいと思う。もちろん差別や偏見、見えない影もあるだろう。


生命は生きるためにできている。死ぬために生きているのではない……音も光のない世界で生きる東大の教授もある。みみずくには想像もできない苦しみをのりこえた人だ。


みみずくは、文字を見るだけで苦痛だったころと比べ、ずいぶん元気にはなったけれど、あの底知れない"魔の時間"はときどきやってくる。明けない夜を信じてしまう日もある。トンネルは出口に近い気はする。これは第六感、勘、かもしれないが。


そんなこんな考えて駅につくと、帰り道の電車賃金が足りないことが発覚。結局さいごは歩いて帰ったのだが、途中ある人を見かけた。このことはいずれ書こうと思う。思えば、これも運命的としかいいようがない。


あまりに偶然が多い最近。明日は二週間ぶりの診察……

0 コメントはこちら: