みみずくは実家にもどりました。4月から自立のメドがたつまでここで暮らさせてもらえることになったので……。
大学は半年休学したものの、いろんなひとの力を借りてなんとか卒業することが出来ましたが、残念ながらまだ臨時採用の連絡はきていません。
少なくとも半年はアルバイトと採用試験の勉強をしながら実家に居座るつもりです。5月からは兄もようやく出ていきそうなので、静かになると思います。
うつ病に関してですが、気分の異常な落ち込みとパニック状態は冬くらいからほとんどなくなりました。現在もほぼ半年前と同量の抗うつ薬を飲んでいます。
薬を無断で中断するとおかしくなるので当分は飲みつづけます。徐々にストレスや逆境に強い、柔軟で前向き思考にかえていければと思っていますが、主治医に「あきらめて一生のみつづけなさい」と非常に悲観的かつ楽観的な助言をもらったので、この厄介な病とうまく付き合いながらうまく生きていけたらとも思います。そう思えるくらい余裕が出てきたということです。
うつ病はこころの風邪ではなく、こころの癌……だとしても。
アルコールに関して、去年の今頃は、まさに中毒者、当時は金銭管理までされて一日中家のなかの酒を探していた感じです。病院の消毒液まで飲みました。とにかく、息をしていることさえ苦痛で、薬よりもアルコールの方が楽になれたからです。
苦しさが軽減されるにつれ、まったくではないのですが、さほど飲みたいとも思わなくなりました。秋から春まで一人暮らしにもどっても依存することはありませんでした。いまでもごくたまに友達と付き合いで飲むことはありますが、別に飲まなくても、平気です。あのときは本当に苦しかった。もう二度味わいたくない。
無職というのはいままでの階段つづきできた境遇からすれば、ずいぶん片身が狭い思いですが、自立心は失っていないつもりなので、ときがたてばなんとかなると思います。
いま一番気がかりなのは、自分の教職に対する熱意が以前に比べ冷めつつあることです。目標を見失いつつある自分がこの先、どうなるのかが一番不安です。毎晩悪夢をみます。
いま、この与えられた猶予の期間は、神様がいまいちど考えろといっているのかもしれない。自分はなんのために生まれ、何をすべきなのか。何ができるのか。
この浪人の一年は、自分の人生にとって実はかなり重要な年になる気がします。いや重要な時間にすべきだと思っています。
以上近況報告でした。