・・・てな酔狂を書いてやっと一人からコメントがくるこのブログ、存続の意味はありやなしや。
1階への引越しがまだ終わらない。自分の荷物を引っ張りだすと、どんなに時間があっても足りやしない。トランク一つひっさげて、一人暮らしをはじめたのがかれこれ3年前。いまやなにに使うのかわからない無駄なものが部屋中あふれかえっている。手紙や写真などはことに、捨てるのに勇気がいる。
火事になって全部燃えてしまわない限り、こんな手紙とか色紙とかバラバラになった日記なんかを終生大事にしておくんだろうな。月夜のみみずくは、過去にしがみついて生きるタイプであるから。
本当に自分に必要なものを選りすぐって残すのは難しい。
残ったガラクタは自分の映し鏡。これからも雑多なものに囲まれて生きていく。
今宵も月夜に導かれ、
あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。
いったいどこへ行き着くのやら。
そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録
2007年10月27日
2007年10月26日
下駄箱に投げ文が一通。
月夜のみみずく:「なんじゃ? 金の請求か? はてまた嫌がらせか?」
中身を読むと、ほかでもない、これは正真正銘のラブレターだった。
差出人は不明。
どうしようっかなーあ。
2007年10月25日
2007年10月23日
「よりよい教師になるためのチェックポイント10」
これを未明までに仕上げなければ卒業できない。
10項目に解答欄がそれぞれ3ずつあって、計30のセルを埋めていく。
項目1 教科内容
説明 「教師は、自分が教えそして学習経験を創造することのできる、その中心的概念、探究の方法、学問領域の構造を理解している。ここでの学習経験とは、教科内容に関するこれらの側面を子どもたちにとって有意義なものにするようなものである。」
①教育実習前に経験したこと・抱いていた考え方
②教育実習中に経験したこと・学んだこと・実践したこと
③今後の課題
月夜のみみずく:「・・・説明の説明が必要だ」
ぶつくさ文句を言いながらそれでも30すべての項目を埋めた後、結果的には実習を振り返る機会になっていたことに気づく。
一見意味のないような課題も、まじめにやれば、なにかしら学ぶものはある、かもしれない。
2007年10月20日
きのこをとって、いま長野へ帰ってきました。
で、なにとはなしに高校時代の友だちのブログを見ておったまげた。
彼は僕が信大にもぐりこんだ年、自他共に認めるまぐれで外大に奇跡的に合格し、最近留年を確定したという。だがここでいいたいのはそんなことではない。
外大の英語科の過酷なカリキュラムにも驚くが、とりもさてなお驚かせられるのは、蔑視のうずまく環境に身をおいて、自分のペースをひたすらに守り続け、確実に成績を向上させていることだ。
これまで「この人は凄い」と思った友人は何人もあるが、ここまで来ると、驚愕。勇気をもらいました。
このブログを見ていて、「ああ自分はまだまだ、まーだまだ」と思う。 僕もちょっとがんばろっ。
http://www.y-o-y.org/
2人とも、誕生日、おめでとう。
友だちである事を誇りに思います。これからもよろしくね。
そして明日は、きのこ企画!
深夜1時の時点で、幸い雨も上がったようで、明日はたぶん決行だね。きのこももちろんそうだけど、百瀬さんもきてくださるようで、一年ぶりの再会が楽しみです。
2007年10月18日
後輩のプレゼンのため、松本へ行っていま、帰ってきた。
まもなく朝の5時。
夕方、卒論の中間発表会を途中に抜け出した。
学部祭も手伝ってない、学科のボランティアをやってない、
そんなわけで、どことなく学科で浮いている自分。
仕事をなにもしていないわけだから当たり前だ。
時々思う。いっそどこの団体にも顔をださないで、だれとも関わりを持たないで、
毎日、部屋にこもって本でも読んでいたい、と。
自分のためだけに時間を使いたいと。
けれども、それは自分に対する逃げにすぎない。
他区から深夜2時まで松本で話し合いを重ねている後輩たちの姿を見、
非力ながらその力添えになっていることを思うと、
無駄なことは何一つないと思える。
このゼミの人は、人前で弱音をはいたり、言い訳をしないことが多い。
自分はしょっちゅう弱音をはき、言い訳ばかりしたくなる。
もちろん溜め込むことはよくないけれど、
自分の問題は自分で解決し、それよりもだれかが本当に困ったとき、
さりげなく助けられる、そんな人間になりたいものだ。
え? 無理? 頑張ります。
2007年10月15日
実家から荷物が送られてきた。
箇条書きの手紙が添えられてある。
コピー用紙に赤のボールペンで。
こんなもの人にみられたら大変だと思い捨てようとしたが、気づけば机に貼っている自分。
・柿と梨は早く食べて下さい。
・洗剤とセッケンは袋の中にあります。
・魚にはDHAがたくさんあるので頭が良くなるよ。
・採用試験まであと9ヶ月 これから寒くなると眠たくなるけど自分に厳しく合格(神奈川県)めざしてガンバッテ下さい。友達とおしゃべりしていても人生は開けません。臨時教員なんていう甘い考えでいるなら民間に行って下さい。
・栄養ある食事をして体に気をつけてね。
いつになっても親からすれば僕は心配のたえない子ども。
たまに実家にかえれば、「お前の考えは甘い!」説教にはじまり説教におわる。
聞いていれば、確かにその通りだという気持ちになってくる。
生活費のすべてを自分でまかなっている友人が多い中、まことに恥ずかしい話だが、両親からは学費・生活費はすべて面倒見るから、バイトなんかしないでひたすら勉強しろといわれる。そんな母親自身は、大学時代、バイトにあけくれ、手がけた職種は50を超えるとよく自慢していた。
それに甘んじ、月二万ほどは自分で稼ぐが、あとはほとんど依存しているといっていい。
僕がいつか結婚して、子どもをもったら、両親と同じように子どもに言うのだろうか。
さすがに友達との交流を断って勉強に専心しろとはいわないまでも・・・
親、兄弟を疎ましく思い、それから逃れるのが信州に理由の一つだった。
そして大学生活も(予定では)残り半分をとうにきっている。
祖母は帰るたび「遺言」といって「かえって来い」という。
もっともばーちゃんの遺言はいつものことで
「朝起きたらまず口をゆすげ」とか「早く嫁さんつれてこい」とか
(どちらも守ってないけどね)
高校時代ボランティアをしていた僕にこんなことを語った。
「おまえは外面だけだ うちでの自分がほんとだ それが教員になったときもあだになる」
僕はいつまでも信州にいたい。それが親不孝になるのだろうか?
親から見れば心配な子ども、ではなくて、実際僕はまだまだ浅はかなんだろう。
2007年10月14日
木曜夜=自ゼミ後期はじまる。松本行き。
金曜夜=松本入り。自ゼミ17期の集会。
土曜日午前=松本短期大学文化祭へ
午後=寮長会議のため伊那、中原寮へ
夜 =友人の誕生日を祝う。
日曜日未明=帰宅し、討論番組を聞きつつ今に至る。
今日は、机に向かうつもり。漢文学と古典の予習をしよう・・・
でも大学祭の専攻の模擬店から出頭要請が来ている。
さすがに自分だけ何も手伝っていないのはまずいよな・・・
どれもこれも大切な時間だけれど
いくらなんでも一人の時間が少なすぎる。
過ぎ去った時間は、それがベストだった。
いま、この瞬間、一番に自分はなにを優先すべきなのか、
考え行動できるようになりたい。
2007年10月11日
2007年10月10日
金の勘定をしてたら疲れてしまった。
なんだってこんな1円の違いに神経質になんなきゃいけない?
とはいえ仕事は仕事、おのれをだましだまし、していくほかない。
あと少しでこの仕事は終わるのだし。
最近、意味のない言葉があふれてくる。頭が働いているのだかいないのだか。
まるで論理と正反対。
最近、夜更かしをする。朝がいつまでも来ないような気がして。
最近、昼寝をしてしまう。夢うつつの状態が現実になるような錯覚を覚えて。
もう少ししたら目覚めよ。
そう思って正気に戻るのは何ヶ月先のことだか。
新しいバイトでも探そうか。
ぽつぽつ浮かんでくる意味のない戯言を消化しながら、
僕はまだ寝るのを渋っている。
2007年10月8日
絵を描こうと思って、古新聞を机に広げた。
机に座るたび、ぼっとして昔の記事をなにとはなしに読む。
「強い感染力 大流行 ノロウイルス」
「教育再生会議 学力向上を重視」
「ドクさん結婚」
ベトナム戦争で撒かれた枯葉剤の影響で結合双生児として生まれたベトちゃんドクちゃんのドクちゃんのほうである。 兄のベトさんは寝たきりで、弟の結婚もわからないとある。
今日は何度も披露宴の写真をみていた。そして何気なく見たニュース。ベトさんが亡くなったことを知らせていた。
双子よりもっとも近しい兄弟。その相方を失った気持ちは、計り知れない。
2007年10月3日
外には鈴虫の音、窓から吹き抜ける風に秋の深まりを感ず。書物を片手にしばし学問の世界に身を任せ、ふと窓の外に目をやると、ああこれが中秋の名月か、うす雲の中におぼろげに輝き・・・・・・ あ、電話が鳴っている。これは彼女からに違いない、「今すぐ逢いたい」 おおよそ内容は見当がつく。そう直感して、、、そう直感して、、、ん? あれれ?
ふと我に返る。
外から聞こえるのは、どっかの部屋で飲み騒ぐ男たちの叫び声、ないしはマージャン牌のガチャガチャという音。窓のから吹き込む冷たい風はタバコのヤニの香りで部屋をいっそうかき乱し、数学の問題集にもともと素養のない頭は疲れ果て。ふと窓の外を見やると、月の影カタチすらみえぬ。むしろもう新月だ。それだけならまだしも、ぶんぶんと窓を開けた瞬間、進入してくる蛾やら蜂やら蝿やらやら。 ・・・・・電話は確かに鳴った。内容は要約すると「遊んでないで、勉強せい、帰ってこないと、どうなるかわかるな、覚悟しろ?」 実家からである。
あー? それになんだ、だれだ“彼女”って? おまえは何様じゃ。戯けたことを言っるヒマがあったら、数学の問題を解け。なに? 二次関数の解の公式? おぬしはそんなとこまで忘れ朽ちたか!!!
(答弁)それでも昨晩は机に向かったのだ。そうしたら、飲み会に引っ張られ、それでもだ、今日という今日はは2時間机に向かったのだ。そうしていると、昔の悪い癖、普段はなんもやる気がないのに、この場に及んで本が読みたくなったり、絵を無性に書きたくなったり、なんか飲みたくなったり食いたくなったり、風呂にはいりたくなったりするのである。
結局、欲望の思い浮かんだ順を逆にたどり(それも忠実に!)風呂にはいって、飯食って、画材をあちこちから引っ張り出してきて机の上に広げたまではよいものの、いっこうに絵どころか落書きすら書かず、気づけ最近食堂で拾ってきたテレビなんかを見てほくそ笑んでいる自分・・・・・・
最低だ。
僕はまっとうな人間になれない。
これはエジソンだかソクラテスだか、荻生徂徠に言わせるところの<たい落>だ。ええい、「タイ」の字まで忘れてしまった。
アナウンサー:「ええ今月のラジオなんちゃって電話人生相談は、長野県長野市の<月夜のみみずくさん>から、自分の部屋で 勉強が手につかないというご相談です。ははあ、これは大学生さんからですかね。ねー、最近の大学生は、ちっとも勉強しない。私なんかの頃は自分で学費を稼ぎ、これでもかというくらい苦学しましたけれどね。」
月夜のみみずく:「僕は意思が弱いのです」
アナウンサー:「意志が弱い、なんでもこういって言い訳するんですよね、口だけでなにもやらない人間は。おまけに<意志>という字も間違えてる。どうでしょう、先生、ご回答をお願いします。いやくれてやってください。」
心理相談家:「うーむ。処置なしですね。はい、次の相談は?・・・・・」
季節の移り変わりに伴い、かようにして僕の精神状態は不安定である。