こんな夜更けに 「あいうるら えれりおろ」 とつぶやいている。点字で1234567890を覚えるのに、どうしても覚える必要がある。「あいうえお かきくけこ」ではない。「あいうるらえれりおろ」なのが不思議だ。
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1234567890
3時間前まで意味不明であったこの凸字の羅列が、
いま読み取れる!
家の洗濯機にある点字と、缶ビールの点字が読めるようになった。
暗記が大の苦手なのに、一晩でかなを全部覚えてしまった。
http://www.tenji-naiiv.net/study/
「ひとりで学べるたのしい点字」
ほんとに一人で学べた。
子ども向けの教材で、スモールステップで綿密に設計されている。
* * *
フルタイムの仕事をばっさり辞めて勉強の時間ができたと思ったらとんでもなかった。拘束されない、自由な生活は自己管理がとても難しい。
みみずくのいつもの癖で一週間足らずで昼夜逆転。どう矯正しようとしても治りそうにないし
覚悟を決めた勉強も、集中できなくなって手に付かなくなる。仕事を辞めて独学をするのは、
思っているよりも孤独な作業だった。
けれども、意外に身に付いていることを発見すると、あ、楽しいなと思う瞬間がある。
あいうるら えれりおろ
あいうるら えれりおろ
あいうるら えれりおろ
今宵も月夜に導かれ、
あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。
いったいどこへ行き着くのやら。
そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録
2013年4月16日
2013年4月15日
今月より みみずくは晴れて無職となった。
肩書きだと通信の大学生 実質は無職の1人暮らしである。
誰も読者はいないが、生きているという記録を
残しておくのに、すぐどっかにいってしまう紙切れよりかは
この「月夜のみみずく」はちょうどいい。
前回の投稿が半年前で、飛ばされた先の病院は半年我慢して、年度末でおもいきって辞めた。
ヘルパー4年になるが、改めて思うに、悲しくなるくらいひどい、かつストレスフルな病院だった。
* * *
26歳。
人生に遅いということはないというけれど、やや詰んだ感じはある。
ことに無職という状態は。たとえ計画的であったとしても、空恐ろしい。
このブログを始めた2007年、当時のみみずくはこの状態をみたら
何というだろうか。階段上がりの終身雇用を信じていたから、無職なんて信じられないだろう。
2008年のみみずくなら、
精神病院から脱出できたんだね、しかも4年働いたなんて。おめでとうだな。
当時の同期たちが今月になって3人結婚するという。
そういう喜ばしい風の知らせを聞く時、ふとさびしくなるのも事実だ。
* * *
ほったらかしのブログを今日更新したのは、
別にこんあことを書きたいわけではなかった。
14日、昔、みみずくが世話になった先輩の命日をすぎたからだ。
いまは神棚に置いてある懐かしい写真に、
インスタントじゃないコーヒーとお酒をちょっとささげて。
忘れてもいいよ と あの世の人はいうかもしれぬ。
だが忘れてないよ、というより、忘れることはできない。
ヘルパーだったから、何人も死に別れた。
だけど夭折は別だ。
とにかく、今やるべきことは決まっている。
ここ2、3日はかどっていないが、
学校の免許をとりなおし、教員へ再度挑戦する。
特別支援学校。
みみずくは、ばかにもされ、飛ばされもしたが、負けない。
いまは精神病院以来の最悪の状況だが、
これもまた、振り返ればプラスになるものだと確信している。