今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

ちと、南半球へ、いってみた

2008年10月31日

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浅い眠り。
目覚めれば変わりばえのない現実。夢想する。


標高数百メートルのこの地から、このまますとんと落ちてゆき、固い地盤を通りこし、灼熱のマグマを通りこし、地球の反対側の、夏の海に浮かべばいい。


そしたら数年かけて、日本に帰るから。ずたぼろになって、鍛えられて帰ってくるだろうな。あるいは帰れないかもな。


現実はいま、日本で10月さいごの朝。金色に輝く銀杏の木の上にオリオン座がみえます。虫たちの音はいつのまにか聞こえなくなりました。葉が落ちればいよいよ冬きたる。


どうも、なぜだか、今冬は、例年にまして、厳しく、なりそうな、予感が、する。

真夜中の迷言集

2008年10月30日

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・・・眠いぞ。このままでは冬眠してしまう。
寝過ごして、朝飲むべき薬を夜に飲んでしまったのがいけなかったか。
とにかく、がっくり、眠い。


減薬について、次回こそ、きいてこなくちゃいけない。
いまは寝ていられる環境だからまだいいが、
いつまでもそういうわけには行かないだろうし。


さて、久しぶりに、大昔の日記が発掘され、読み出したのはいいが・・・

◆いっしょに仕事をしているけれど、みんな本当は一人。わたしも一人。自分が誰からも気にかけてくれないことを思って、淋しさでどうにもならない時もあるんだろうか。人間だもの、きっとそう思ったこともあったに違いない。程度に差こそあれ。
◆大変なのは自分だけではない。友に幸あれ。(友の浪人の報をうけ)
◆相変わらず、人参はえばっていやがる。
◆瞬間的に迷ってこういった。「飲んだほうがいいですよ」と。「ほうがいいですよ」というあいまいな言い方、さえない言い方に自分であきれて、すぐに眠たいフリをはじめ、そのうちほんとうに眠ってしまった。翌朝すごく感謝されて、ここ数年間も感じたことのないくらいにうれしく思った。(深夜、出雲行き夜行列車にて、隣のオヤジとの会話)
◆自分の頭の中よろしくわけがわからない。仕方ないから見入っているフリをする。・・・さんは私とあまり話をしたくないらしい。きっとまるで芸術とは無縁な人に映ったからかもしれない。・・・さんも変な人だと思った。でも完全に変な人ではない。(ある芸術家の個展にて)
◆YさんとHさんは私のために神に祈ってくださったが、宗教を信じない私にとって、この人たちは不思議であるとしか思えない。(教会にて)

・・・・なんだかよくわからないことが、米粒ほどの字でびっしり書かれている。ん? 教会・・・そういえば、思い出した。あの日、僕はある人の誘いで、生まれて初めて礼拝に行ったのだった。いま、あの人はどうしているだろう。

人は私にそういう外見の傷や、その人が気にしていることには触れずに、あたかも気がつかないように接するべきだと教える。しかし、・・・さんのは顔で、しかも女性が一番気を使う部分が、はじめて見た人ならぎょっとするほど醜く傷ついているのだ。このやけどの跡がこれまで・・・さんをどれほど苦しめたかのか想像を絶する。けれどもこの人は底抜けに明るく、笑顔もたえない。告白すると、・・・さんはそのやけどの跡がなければ美人な人なので、私はピアノを教わりに教会へ行ったのかもしれない。私は人を心で水に外見を見ている。この目が、・・・さんの傷を心よくないものとして避けようとしている。それでいて笑顔で、・・・さんと話を交わしているのは、それが偽善でなくてなんであろう。


・・・さんは・・・歳で一人身、両親ももうおらず、心底から愛してくれる男性もなく、淋しいでしょう?と聞くと淋しいとこたえた。私は教会へ赴いてピアノを習ってみようかと思う。それがこの人を苦しめるようなことになりませんように。でも本当にそうなるだろうか。


ああ、そんなこともあった。結局僕は、ピアノを習いに行かなかった。もうだいぶ昔のことである。以来、キリスト教とも縁がない。あの人はいまどうしているだろうか。神様がそばにいるのだとしたら、きっと幸せでいるだろうか。

昔の日記を見ると、あれから自分がほとんど成長していないことに気付く。案外、変わらなかったところに、自分の大切にしているものがあるのかもしれない。

秋の森遊びへ行く

2008年10月28日

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日曜日は長野県キャンプ協会主催の秋遊びへ参加してきました。八ヶ岳のふもとの富士見町にある森の中で、近くの子どもたちといっしょに、クラフトをやったり、バームクーヘンを焼いたり、焼き芋を焼いたりして、一日を過ごしました。久しぶりに、「野外活動」をして、なんだか昔の調子が戻ってきたような気さえしました。
引きこもりの「みみずく」は、ひさしぶりに「にょろ」になり、<ビー玉焼き>なるものをやりました。色とりどりのビー玉を、炭火の中に投入して、じっくり焼き、水の中に入れると、中にヒビがはいり、ちょうどトパーズのような、きれいな石に変化するんです。喜んでやってもらってうれしかった。彼らが大人になったとき、火を見て、思い出してやってくれれば。
行きと帰りの車で、ゼミの先輩であり、いまは小学校の先生をやっている先輩といろいろお話をしました。授業研究や校務に追われ、想像以上に過酷な職場のようです。

久しぶりの松本

2008年10月24日

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今日は自ゼミにいきました。
今年2月以来。はじめて見る新しい一年生がたくさん入っいて、教室いっぱいだった。机を輪にして意見している姿をみて、ああ、変わらない、自ゼミだなと思う。


一年生! 目に入るものすべてが新しく映るのが一年生だと思う。迎える季節もはじめて。あの時は今にくらべたら、ずっと未熟なところもあったし、もっと世間知らずだったかもしれないけれど、未知のものへの憧れや探求心、行動力はいまよりずっと大きかった。一回だけ過ごした松本の秋は、本当に短かったけれど、下宿から見る山々の風景は、色鮮やかに、記憶に残っていて、それを思いだすと、不思議なことに、切なくなる。(それほど遠い昔の話でもないくせに)


そして四年前、うすら寒い下宿で頑張っていた自分に、会えるものなら、ちょっかいをだしにいってみたい。


「後ろなんて見てる暇があるなんていいですね、先輩!」 なんていわれたら、たちなおれないな。

ともだちとよるのさんぽにでかけるのまき②

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「考えかたひとつで、生き方がまるっきりかわる、なんて思ってるのは、おまえさんかね?」

みみずくは、ふとそんなこえをきてぎくりと飛びのきました。
声の主は見当たりません。ただ、雑草が生い茂った柵の向こうに建物らしい壁があるだけです。ちびへびは銀木犀の香りに誘われ、もう先へ行ってしまいました。

みみずく:「だれ?」

冷たい一陣の風が、山から吹き降ろしました。木の葉が一気に舞い落ちてきて、からからと乾いた音をたてました。みみずくは、きっといまのは空耳であろうと思い、また一本の細い道を、壁に沿ってあるき始めました。

建物の入り口にさしかかったとき、みみずくは、さびついた鉄の門が、風にあおられてぎいと音を立ててあいたのに、ぎくりとしました。「食肉加工場 関係者以外立ち入り禁止」

ちびへび:「〇〇ハムの工場だよ。さいわいへびとみみずくは扱ってないようだけどね」

みみずくはさっきの声の主がなんとなく、気のせいではなかったことを思いました。



   
   * * *


さて、ちびへびと別れ、飛翔したみみずくは、自分がここ数日なにも食べていないことに気付き、巣に帰る途中に、せめておなかを満たしておかねばならないと、だしぬけに考えたのです。みみずくの目は、すぐに、木の根元で、同じく餌をあさっている野鼠の子どもを見つけました。


こねずみ:「!」


みみずく:「ごしょう!」


こねずみ:「まってください!」


みみずく:「なんだい?」


こねずみ:「ぼくはしょうねんです。まだこどもです。児童です。子どもの権利条約で保障されています。この国で効力を発揮する国際条約ですから、当然この森のなかでも効力を発揮し、ぼくの人権をほしょうしています」


みみずく:「・・・?・・・それはわかる。だけど、こちらも君を食わないことには生きていけない。心は痛めている。信じてくれ。だが、一回一回、それをためらっていては、飢えてしまうのはわかるね?」


こねずみ:「そういっていつの時代も大人は子どもを食い物にするんだ。子どもを商品にして私腹をこやしている。ずるいやりくちだ。ずるい!ひきょう!ろくでなしぃ!」


みみずく:「そうはいっても、きみを生んだご両親だって、大人だろう・・・?」


こねずみ:「問題を一般化するのはフェアじゃないと思う。僕の両親はそんな大人の仲間じゃない。ぼくはあなたの良心を信じますよ。」


みみずく:「じゃあ、あんたの両親をくわせてくれ。」


こねずみ:「・・・・・・」


すると、茂みに隠れていた、両親が出てききました。


ちちねずみ:「どうぞ、おたべください。わたしたち、じゅうぶんいきましたから」

みみずく:「いや、や、いくらなんでも、お子さんの目の前で、とはいくらなんでも・・・」

こねずみちちねずみ:「それ、いまだ!!」

* * *

月夜のみみずくは、おうちに帰って、内側から厳重に鍵をかけ、傷だらけになった羽に、ヨードチンキを塗りました。ヨードチンキで赤く染まった羽を包帯で巻くと、もう東の空は明るみ始め、街のほうからは、煙が立ち上りはじめているのがみえました。なにごとも明るい一番鳥たちも鳴き始めました。みみずくとはもう何年も縁がない仲間たちです。長い、惰性な朝が始まる前に、みみずくは、とにかく今日一日が、無事で終わったことを神に感謝し、明日の晩は、夜間病院にでも行くべきなか、それとも、食料調達に行くべきなのか、ちょっと迷い、案外ころっと寝てしまったのでした。              おわり









ともだちとよるのさんぽにでかけるのまき①

2008年10月23日

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月夜のみみずくは、あまりに「うつ」が酷いので、散歩にでかけることにしました。森をでたところで、友達のちびへびと会いました。ふたりはいっしょにならんであるき始めました。秋も深まった晩、青白く輝いた月が、深い森をひんやりと照らしています。


みみずく:「どうもね。ここんとこね。調子が悪くってね。いけないね。実にいけない。」

ちびへび:「ふーん。」

みみずく:「・・・」

みみずく:「なんというか、胸の辺りが、こう、ふさがれるような、重い感じがして・・・、薬はもうずっとのんでるんだけど・・・」

ちびへび:「ふーむ。」

みみずく:「なんなんだろうね」

ちびへび:「幼児期の偏った生育環境から生じたいまの君の性格の歪みから生じている問題だね。でも、それはだれの責任といったようなことではすまされない。協力するよ。」

みみずく:「・・・・・・話は飛ぶんだけど、毎晩思うんだ、ちびへび、人は死んだらどうなるの。」

ちびへび:「どうにもならないんじゃないの? まさか生まれ変わるとでも?」

みみずく:「いやまさか・・・

みみずく:「なんというか・・・ようするに、最近、理由も無いのに、しんどいばっかりで、こんなに苦しいのなら、何のためにいきてるんだろうって思うんだよ。なんのために? いったいどれだけ生きたいと思っているひとがいるっていうのにね! 不謹慎だと思う。でももし命が電池みたいに交換できるのならあげちゃってもいいかなと思う。でもできない。だから生きてる」

ちびへび:「(ばくっ)」

みみずく:「?」

ちびへび:「(むしゃむしゃ・・・)・・・ぼくはそう思ったことはないなあ。人生はなんてすばらしいんだろう!って思う。今日が終わるのが実に惜しい、明日が来るのが待ち遠しい。ああ神さま、ちびへびを生んでくれてありがとう。ちびへびを生かしてくれてありがとう。みみずくにあわせてくれてありがとう。よよよよよ・・・(涙)」


みみずくはタメイキをつきました。タメイキをつくと同時に、ここ二、三日にあった嫌な出来事を思い出し、またタメイキをつきました。 (考えかたひとつちがうだけで、いきかたっていうものはまるっきりかわってきてしまうんだな。)

さて、それからも、二匹はたわいのない話をしながらぶらぶらとあるき続けました。夜は更けていきます小川の橋を渡り、麦畑をこえ、牧場を抜け・・・いつのまにか人家のなかにまぎれこんでいたのでした。(つづく)

幸せとは

2008年10月22日

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誰かが不幸である限り、私は幸せにはなれない、といった人があるという。つまりは生命ぜんたいの幸福が実現するまで自分の幸せというものは有り得ないのだと。


「苦しい」という言葉と「苦しんでいる人」という言葉を検索してみたら、後者のほうがはるかに多くヒットした。病気、貧困、差別、災害、苦しんでいる人たちは語られる方が多いということだろうか。


この地球上でいまも、想像を絶する数の人たち、あるいは子どもたちがなにかに怯え、飢え、震え、痛んでいるのかと思うと、みみずくの、このちっぽけな息苦しさごとき、と思う。でも耐えがたい。情けない。すみません。元気になったら、きっとせめてそのぶんいじょうは世の中がプラスになるように働くから。

追記:
「人間は自分が与えられた不幸ゆえに幸せになり、その幸せゆえに、他のひとをも幸せにできる」(「カラマーゾフの兄弟」)というのもある。幸せの真逆、不幸せを実感しない限り、本当の幸せは実感し得ないものだし、他者の不幸を理解し救うこともできないということだろうか。ならばいまは、がぜんマイナスを味わわなくては・・・ なんていきごんだりしてみたり・・・

なかったことに…

2008年10月21日

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よしよし……いまさっきあったことは、なかったことにしよう。

悪い夢だった。
悪い夢だった。
悪い夢だった。


悪い夢から覚めれば、みみずくは普通だ。
悪い夢から覚めれば、みみずくは大丈夫。
悪い夢から覚めれば、みみずくは、みみずく。


さあ、いつもと世界は変わらない。月は輝いているし、虫たちは鳴いている。ちょっと悪い夢をみただけ。もう絶対わすれた!!!!!!!

僕はもう死ぬ

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なんてことばいうんだ

卒発中間表会
最後のトリ
自分で何をいってんだかわからなくなり、もいっかいやらせてくださいと司会に泣きつき、また何をいってんだかわからなくなり、途中で終わる。「すみません、人前は慣れてなくて」


てめえは何年間、学生やってんだ。ひとなみのことができない。ひとなみのことができない。ひとなみのことができなくなった。なぜ? 大恥をかいた。阿呆だと思われるのはなれてるが、くやしい。もう、なにもかも捨てて誰もしらない土地に消え去ってしまいたい。

季節性うつ病

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特定の時期、ことに秋から冬にかけてうつの症状を訴える季節性のうつ病がある。自分がそうであるかはわからない。今年は夏だって、ひどく重苦しい気分だった。このブログに向かうときは最近いつもそうだけれど、やっぱりここ最近、調子がおかしい・・・

昼間はとにかく眠い。一日一回あるかないかの講義に出て、あとは部屋に帰ると寝てしまう。外に出るとしたら買い物くらい。夜中におきだし、明け方まで眠れないで、本を読んだりなんだりで起きているが、この時間が、辛い。


どう辛いのかというと、誰にもわかってもらえないような気もするのだが、胸のあたりが、すごく重くなり、とにかく滅入るのである。明日やらなきゃいけないことがあっても到底無理な気がする。思考の問題ではなく、体をよじってもひねっても、呼吸を正してもとめても、仮に逆立ちしても、いてもたってもいられない苦しさが数時間、つまり寝るまで続く。


こんな状態では外に出て人と会うのも嫌だし、逢うと緊張して体が震える。だから病院にも行きたくない。ましてこれから先のことなんて・・・・・・明日は午後から卒論の中間発表があるし、夜は寮の集会がある。でもこれがなかったら僕は、誰とも接する機会をなくしてしまうのだろうと思う。


もしこれを読んでいて、あなたがみみずくの立場だったら、どうしますか。だれか、助けてください。また精神科に入院するのは嫌です。八方塞がりです。ちなみに服薬中です。パキシル40mgと、テシプール4mg。はっきりいって、眠くなるだけな気もします。頓服や抗不安薬は長野に来てなくなりました。

明け方まで悪くなる一方だったら、明日午前、医者にいってこようとも思うんだけど。

ふところ入る風もいつしか秋めいてまいりました

2008年10月13日

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善光寺平もこの時間になると冷え込む。去年の寒さを思いだし、そろそろ冬じたくをはじめなくては。


話はぜんぜん変わるのだか、首都圏のATMに警官隊を配置するらしい。振り込め詐欺対策とは表向きの口実で、預金封鎖による取り付け騒ぎの混乱対策の演習だったりして……。


噂やデマが広がると、本当のことになってしまうから気をつけないといけないが、なにしろ毎日のように兆単位のお金が流れる経済ニュースを見ていると、あながち有り得ないことでもないような気がする。


ま、みみずくの口座には○○○円しか入ってないからね。万が一銀行が破綻してペイオフになっても、逆に割愛されそうなくらいの金額だもんね。ふんだ。


いや、いや、安心ではない。明日こそ残りの給料支払ってもらわないと。なにせ六十歳年上の雇い主、みみずくのくちばしでははぐらされかねない。魔性をもった女鷹(笑)だから。この前は危うく賄い代をさし引かれるとこだった。


ふところにも、涼しい風が吹く季節になった。

つまみぐい

2008年10月12日

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なにやってんだかね!

朝の女神湖

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なにもないからこそ

2008年10月11日

女神湖まで、暗がりのなかとぼとぼ歩いていく。山と空と月しかない。


ネコ、二匹にであった。そこに一泊3000円との看板があった。暗くてなにも見えない。とにかくかなり古い家。


屋久島の廃屋の経験もあるし、みみずくがこれまで住んだ下宿も、相当あばらやだったから、気味か悪い点に関しては、もう躊躇しなくなった。


そこそこ安全で、衛生的なら、屋根の下で寝られることだけで、よい。


虚しさとは想像力の欠如から生まれる。机しかない畳の部屋の中にいると、案外ものにかこますぎた日常よりも、心がみたされている気がする。


明日は女神湖と、黒曜石を探しに"星糞峠"をめざす予定。綺麗だかそうでないんだかわからい名前である。

本命はここだ!

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ここはちゃんと調べてきた。白樺湖ユースホステル。

しかし……様子が……?

扉を開けたら廃墟みたいになってた・・・

四件目

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薬屋さんだ。トンボ玉を売っているらしい。人影はない。

三件目

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これは、お馬さんのお家である。正確には「だったお家」である。

二件目

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草木にかこまれ、文字通りの森林浴ができそう。

いくらで泊まれるかな・・・?

でもなんだか納骨堂みたい……。
ごめんなさい、他あたります。

次のお題

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宿探し。一件目はここ…「安眠ゾーン」という標識は、オカルトチックで魅惑的だ。

ん? いっかいまんなかのドア、「乾燥室」とはなんだ?
ミイラ?……


霊の方、いらっしゃいましたら、失礼しました。別を探してみます。

ありました

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親切に気遣ってくれた、ふくろう細工のお土産やさんのおばちゃん、バス会社のお兄さん、感謝です。


おばちゃんから割引で、ふくろうの御守り(いましめ?)を購入しました。もうなくさないと……

災い難し

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…で、バスを降りる。


まもなく自分が財布を持っていないことに気がつく。


ないことを知りながらザックの中を七回確かめ、ふはぁ(タメイキ♯)


みみずくは大切なものを無意識に手に握りしめる癖がある。たとえば試験の時、消しゴムが左手にないと、落ちついて考えられなくなる。そのうち別のことを考えはじめ、筋肉は弛緩し、持っていたものを落とす。


只今の所持金0円。長野の山中。(といっても白樺湖はリゾート地だけど、金銭をもたざるものにとってその恩恵を消費することはできん)。


ああ、夜の寒さを物語る、紅葉の、なんと悲しく美しいことよ。


災難はリアルタイムで進行中。なんとかなる…かなぁ(涙)

上諏訪から茅野まで

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ひたすら歩く。茅野からは白樺湖までバス。

ホームで会議?

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……するのかな?電車を待っていると急にイスとテーブルが運びこまれてきた。たまには外もいいのだろう(松本駅)

免許なんてまったく!

2008年10月10日

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大学からの通知で、幼稚園教諭2種免許取得が今期中ではむりであることが発覚した。


たった4単位不足。中学もむり、幼稚園もむり、か。いままでとってきた多くの中学、保育の授業は、ひとことでいうと、水のあわになってしまった。でも、学費を払っているのだから授業を沢山とることは、授業単価を安くするわけであって……云々


(本音……最初からいかなければよかった!)


免許といえば、心配なのはいつ原付免許を再取得しにいくか、ということ。期限が過ぎると免許が抹消されるなんて知らなかった。幸い、講習をうければいいことになっているらしい。


が問題なのは、免許センターまでカブでいっていいのかということ……
あそこは警察の人がやっている。


警察官:「ところで、きみ、今日はなにできたの?」


みみずく:「あ、あそこのカブですけど…きみどりの珍しい……」


警察官:「うん。無免許ね。(無線)えーこちら長野南警察なんまるまる、免許センター受付にて、何時何分、現行犯で逮捕…」


平穏だった市街地に突如パトカーのサイレンが鳴り響き、免許センター駐車場の出入り口は、完全に塞がれる。みみずくは手錠をかわし、急いで97年製リトルカブのもとに走った。エンジンを始動。免許センターの建物をつっきり、いりくんだ練習用コースを回り、裏口からの逃走をはかる。

……技能講習をうけている人たちから悲鳴。事態の重さを認識した警察官が、講習を放棄し、練習用の大型二輪でおいかけてくる。が、それも諦めざるを得なかった。なぜならすでにそのとき、みみずくは免許センターの門を突破していた。彼らのバイクは練習用なのでナンバーがついてないから、公道を走れないのである。


空上には機動隊のヘリがみみずくをとらえ、後方から追いかけてくる。長野県は、自衛隊への出動を要請したようで、遠く東のそらから、地対空ミサイルを装備したF15戦闘機が姿を表していた。

長野市で原付を、無免で運転しているとの情報はまたたくまに官邸につたわり、政府は同18分、官房長官を通じて危機管理対策本部を設置し、みみずくのカブを全力で阻止するためには、アメリカ空軍および海軍、および全国のガソリンスタンドの協力要請も辞さないかまえであることを表明した。


歩いていくか。

めんえき

2008年10月9日

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昨晩はどかんと落ちた。ソラナックスが余ってたので余分に飲んでみたら頭がくらくらした。

で病院行き……
「あなたは抵抗力がないんだから」とおこられた。……精神に抵抗力なんかあるのかいくそ。


パキシルを数日中断しただけでこんなにおかしくなるとは思いもしなかった。みみずくの頭はあんな数粒の錠剤に支配されてんのか?


苛立たしいやら悲しいやらで泣きたいけど、精神病院の前でびーびーないてたら、それこそお巡りさんが来かねないので(いま無免許だし)、しぶしぶかえろ。


あれ、薬買うお金ないぞ…。


午後は先週さぼった研究室のゼミだ。さすがに今日はいかないと…ー


それよりパキセチロンの血中濃度を早くあげないと自分でもなにするかわからないからいそいで財布を取りにかえらないと。みみずくは薬物依存…。

パキシルの血中濃度

2008年10月7日

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パキシルがきれて3日くらいたった。そのせいかしらないが、喫茶店の衝動的に二階から駐車場に飛び降りたり、過食して洗面器いっぱい吐いたり、なんだかおかしい。明日こそ、薬もらいにいかないとまずい(>_<)


今日は寮の集まり。人の多さにすこし、しりごみしてしまう。突然、みみずくの名前が呼ばれた。去年、僕が作った寮祭のムービーを貸してくれという。同期が部屋に4人くる。断る。無神経だと思う。あれをみれば、悲しいことを思いだし、つらい思いをする人が少なくとも数人はいるはずなのに、そんなことも忘れてしまったのか。


自分が楽しく生きているのはかまわないけれど、他者のことを思いやることを忘れたひとは許せない。……許せないというより悲しい。


とにかく、明日は病院にいこう。あれほど薬をきらしちゃいけないといわれてたのに…

朝になりまして

2008年10月6日

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結局、一読するのに朝までかかった。そして、予期していたが、一読したくらいでは、現段階のみみずくの教養では、まず理解できそうもないことが、唯一の発見だった。「デカンショ」の「デ」の時点で早くも挫折か。

そうして仮に「方法叙説」のおよそ三分の一を理解できたとしても、その思考法に関して僅かな記述をのぞいて、どうやら"卒論"に絡ませることはできそうになかった。そもそも、なんでデカルトなのか? ルソーならまだしも…


やることなすこと、もう破天荒だ。だいたい徹夜するといつもこの時分は頭が狂気じみてくる。


前から考えていた子どもや教師の精神疾患については、やっぱり扱えない。みみずくが精神病院に入院したあの鉄格子のなかの苦い記憶が蘇ってくるのは間違いないし、第一、それを客観的に扱うことができるのは、自分の病気が完全に治ったと実感できるまで、無理だ。


構想をもっていく次のゼミまであと3日の猶予がある。いっそ課題が与えられたほうが、どんなにか楽だろう。


日頃から問題意識をもたず、惰性にこの一年を過ごしてきたことを痛感する。しかし5月までは絵本の活字すら理解できなかった自分を思い起こすと、いまさらながらこの遅れは仕方ないようにも思う。そう、確かにあのときは、みみずくは活字に触れることすら恐怖だった。

山ずみの本に囲まれて

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卒論のテーマがいまだ決まらない! それが苦でとうとう最初のゼミから休んでしまった! 情けないことこのうえなし。


中間発表は今月のなかば。……みみずくはあちこちから仕入れてきた、およそ役にたちそうもない社会学関係の本に埋もれ、この世の中は、すでに先人たちによってほとんど語りつくされており、しかもそれが現実の社会にどう役にたっているのかが、見えてこず、いったいぜんたい、何から手をつければいいのかもよくわからなくなる。論文とは世界でいまだかつて誰も考えなかった見解にいたるものでなくちゃならないことと思うと、最近なにひとつ、新しい問題にぶちあたってさえいないみみずくには到底その作業をこなすのは無理なことと思われた。


自分には研究対象にできるフィールドもなければ人脈もない。(作ればいいのだけど、告白するといま、情けないことにそれをする元気と自信がない)


とすれば残された道は文献をあたるしかない。文献は山ずみでどれも関心があるといえばそうだし、ないといえばない。なんて中途半端な。


ならば開きなおって、山ずみになった本を売りはらって、飯の足しにしてしまい、古典一冊に対象をしぼってしまったらどうか?


ということになり、偶然買ってあった、卒論でもなければ一生読まないはずであろうデカルトの「方法叙説」を、鉛筆でぐしゃぐしゃにしながら、一文字一文字解読しはじめた。


これからどういう方向にいくのか、まったくもって予想できない時ほど、悲観的になってしまうけれど、別に卒論を書けなくても死ぬわけでなし、もし書けなかったら、それが今の自分の力量、もう一年、やりなおせばいいことだ。

生活に追われず

2008年10月1日

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明け方の大気は夜の雨につつまれ、窓の外から、虫たちの鳴き声が響き、静けさを増している。北信州の秋はこれからますます深まっていく。短い紅葉の時期が過ぎれば、すぐに四度目の凍てつく白い季節が訪れる。


今日から大学がはじまるというのに、寮の中はそんな気配がしない。たしかに今日からだっただろか? 自分が大学生だったということが、なんだか思いだせない。大学生と自称することすら、何もかも忘れてしまったいま、とても恥ずかしい。「とりあえず、まずは図書館にいけばいいのか?」


卒業したあと臨時採用の教師をやる自信がなくなってきた。自分が何も知らず、未来に希望をもたず、理想ももたず、漠然とした価値観だけをもって、どうして子どもたちの前に立つことができるだろう? 「生活のため」だけに教師になることはできない。みみずくには、まだ、多くのことが欠けている。


信念をもてるようになる為には、あと、どこへ行き、何をすればいいのだろうか。それはどんな書物にも書いていないし、誰も教えてくれない。


きっと、生活にそこまで追われていないから、みみずくはこんなことを考えられるんだろう。それは幸せな悩みなのかもしれない。