今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

なにもないからこそ

2008年10月11日

 

女神湖まで、暗がりのなかとぼとぼ歩いていく。山と空と月しかない。


ネコ、二匹にであった。そこに一泊3000円との看板があった。暗くてなにも見えない。とにかくかなり古い家。


屋久島の廃屋の経験もあるし、みみずくがこれまで住んだ下宿も、相当あばらやだったから、気味か悪い点に関しては、もう躊躇しなくなった。


そこそこ安全で、衛生的なら、屋根の下で寝られることだけで、よい。


虚しさとは想像力の欠如から生まれる。机しかない畳の部屋の中にいると、案外ものにかこますぎた日常よりも、心がみたされている気がする。


明日は女神湖と、黒曜石を探しに"星糞峠"をめざす予定。綺麗だかそうでないんだかわからい名前である。

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