浅い眠り。
目覚めれば変わりばえのない現実。夢想する。
標高数百メートルのこの地から、このまますとんと落ちてゆき、固い地盤を通りこし、灼熱のマグマを通りこし、地球の反対側の、夏の海に浮かべばいい。
そしたら数年かけて、日本に帰るから。ずたぼろになって、鍛えられて帰ってくるだろうな。あるいは帰れないかもな。
現実はいま、日本で10月さいごの朝。金色に輝く銀杏の木の上にオリオン座がみえます。虫たちの音はいつのまにか聞こえなくなりました。葉が落ちればいよいよ冬きたる。
どうも、なぜだか、今冬は、例年にまして、厳しく、なりそうな、予感が、する。
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