今宵も月夜に導かれ、
あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。
いったいどこへ行き着くのやら。
そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録
|
モカ:雄、もうすぐ1歳 |
山中、地球学園。半年ぶりに遊びにきた…
ヤギの散歩をしたり、沼にはまって動けなくなったり、最近の映画のシャーロックホームズみたり、子犬…一年たったからもう大人か……と遊んだり本を読んだり。
丸太小屋や、作品や、書棚を見ていたら、あ、最近仕事しかしてなかったな…と気づいてしまった。忙しくて本すら読んでいないし……何ヶ月も思考停止していたような気分……
秋の虫の合唱、朧月夜、テント泊。
薬も辞められたし、そろそろ、生活に軌道修正かける頃だ。
そう思ったけれど、なにからはじめればいいか?錆び付いた頭はなかなか働いてくれない。
|
ヤギとひょうたん |
|
夜の囲炉裏 |
|
モカ |
|
東京湾フェリー |
|
調理は焚き火 |
|
小屋の前 |
疲れてるはずなにに不眠。原因がある。
自分の日記だから、それを書いてもいいやと思って。
書くこと、それがいまのみみずくの精神安定剤。
よーし書くぞ!
こんどばっかりは書いても後悔しない。恥ずかしいなんて思わない。
たとえ誰かがこれを読んで、そのあまりに大きすぎる負のエネルギーをじかにかっくらって真っ青になって、ぜーったいに後悔しない。
いまこここに、ふだん社会生活を営む上では絶対口にしない、仕事に対する、不満、愚痴、意見、主張、弱音なんでもかんでも、当たりかまわずいーっぱい書いてやるぞ。
世の中に対する、怒りと哀しみ、慟哭もたくさん書かなくては。
そうだ、このさい人間に対する不信だって書いてしまおうか!
憎しみだってそりゃ人間だからあるさ。
人間の思考回路は、0と1の羅列ではない。きれいごとだけでは、ありえない。
どんなに立派な聖職者だって例外はなく、よどみによどんだ、くらぁい、それは暗くて陰湿で醜悪なものを秘めている。
みみずくの、合成甘味料を一切使わないショ糖1トン分と、ブドウ糖1トンを、これでもかというくらい、工場一つ分の大なべで煮て混ぜて、硬くした、甘い、脳みそが腐るほどの甘い考えもかいてしまおう・・・
・・・うん、ここまで書いたらもう満足しました。
どうもありがとう。
先輩の結婚式で名古屋に向かい中。
渋滞を予想しておらず。順調に遅れている。
明日はホームの秋祭りで
早朝から準備に入らなければならない。
わずか3時間滞在で、再び夜行バスに乗り、横浜に帰る。
でも一目でも顔が出せればよいと思う。
そういうもんだ。
沖縄では、もう長生きされた方の葬儀はお祝い事なのだというけれど。でも、それは沖縄の話。いま、職場の御入居者のお葬式から帰ってきた。なんか気が抜けたといいますか・・・やることもなくここへ・・
職場の先輩の助手席に載って、斎場に向かい、ああ前のお葬式のときも助手席だったと思った。一緒の建物に住んでいた、親しい先輩がなくなった日。鮮明に思い出せる。
あの日は、ほんとに信州は雪解けの春先でした。偶然、神奈川から母がきて善光寺までという許可をもらって外出していた。病院内では携帯持禁止だったので、久しぶりに受信をしたら、なんか妙なメールが来ていた・・・外出していなかったら、もっと知るのが遅れていた。故人の意思が働いたのだと信じている。
知ったその日が命日だった。母は新幹線で帰った。夕方の診察で(僕は病院に拘束されていたので)、お通夜にいきたいと、医師に泣いて頼んだ。責任があるので自由にできないといわれる。あと追いなんかされることもありますからねと聞いて僕は怒ったが、いまおもえば当然のこと。
けれども、新幹線で帰った母が、翌日また長野まで来てくれて。母には、一緒に葬儀に参加してもらって。
あの時初めて親のありがたさを感じた。いざというとき見方になってくれるのは家族なのだなと知ってまた泣いた。
翌朝、寮の先輩の助手席に乗って、山に向かう。
もう焼かれていて。
そんなことを思い出した。
ばあちゃんと娘。面識はないけれど、気が合いそうだから、二人の故人が天国で出会えますように。