今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

朝になりまして

2008年10月6日

 

結局、一読するのに朝までかかった。そして、予期していたが、一読したくらいでは、現段階のみみずくの教養では、まず理解できそうもないことが、唯一の発見だった。「デカンショ」の「デ」の時点で早くも挫折か。

そうして仮に「方法叙説」のおよそ三分の一を理解できたとしても、その思考法に関して僅かな記述をのぞいて、どうやら"卒論"に絡ませることはできそうになかった。そもそも、なんでデカルトなのか? ルソーならまだしも…


やることなすこと、もう破天荒だ。だいたい徹夜するといつもこの時分は頭が狂気じみてくる。


前から考えていた子どもや教師の精神疾患については、やっぱり扱えない。みみずくが精神病院に入院したあの鉄格子のなかの苦い記憶が蘇ってくるのは間違いないし、第一、それを客観的に扱うことができるのは、自分の病気が完全に治ったと実感できるまで、無理だ。


構想をもっていく次のゼミまであと3日の猶予がある。いっそ課題が与えられたほうが、どんなにか楽だろう。


日頃から問題意識をもたず、惰性にこの一年を過ごしてきたことを痛感する。しかし5月までは絵本の活字すら理解できなかった自分を思い起こすと、いまさらながらこの遅れは仕方ないようにも思う。そう、確かにあのときは、みみずくは活字に触れることすら恐怖だった。

0 コメントはこちら: