今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

最悪の事態を想定して

2009年7月25日

 

夜勤のあいだ、水銀血圧計による血圧測定、血中酸素濃度の測定方法、緊急時の連絡について勉強した。血中酸素を測るサチュレーション(SpO2)に関しては、みみずくが喘息なので使ったことがあった。 これは指にクリップを挟む要領で簡単に測定できる。


水銀血圧計は、独学で自分で自分をはかってみた。まだかなり怪しい。しばらくは機械に委ねるとする。


気道の確保や心肺停止した際の蘇生の方法は、これまでなんども練習した。が、これまで実践した経験は幸いにしてない。それに、老いたる人の場合、すでに冷たくなって発見される場合も少なくないらしい。


老衰死を事前に知る方法はない。考えようによっては、人間のもっとも自然な死に方かもしれない。

検死は当然医師に委ねるが、明らかに呼吸も脈もなく、瞳孔が開いていれば、救急車を呼んではいけないと教わった。病院で亡くなったことになり、遺族から責められることがあるから、らしい。(後日談:逆になぜ救急車をよばなかった! と責められる場合もあるという。日ごろの家族との意思疎通が肝要)


昨日まで元気だった人が、亡くなるという状況をまえにみみずくははたして冷静でいられるだろうか……

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