今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

長野県庁での思い出

2009年7月11日

 

大学在学中、公立小学校の理科の授業のサポートをする、理科支援員というのをやっていた時期があった。市内のいくつかの小学校に派遣され、予備実験や、授業者と協力をするのが主な仕事だったが、最後に行った小学校は、主に、「理科準備室」の整備整頓が仕事だった。


職員室にいくと、職員の椅子ピーチという名前のに猫が、居眠りをしていた。
クラスになじめない子どもがいて、仕事中なのに一緒に池でめだかを捕まえたり、準備室で、面白い実験をしたりして遊んだりもした。その子は、よく準備室に遊びに来るようになった。


しかし、うつ病がひどくなってきて、月夜のみみずくは無断欠勤をするようになってしまった。そうこうしているうちに、仕事の継続のため県の教育事務所に呼ばれ、気が重い中、県の教育事務所に赴いたのである。

そこで、面接をしたのだが、無断欠勤のことがやはり伝わっているようだった。当然、責められることは覚悟していたが、そういうことはなく、面接が終わった後、みみずくは、お昼ごはんをご馳走になったのであった。

そこで、事務所のひと(たぶんかなり職位の高い人?)が、カレーライスをおごってくれたのを覚えている。自分の知り合いにも、大変な時期があったが、今はなんとか仕事をしているから、あせらないで大丈夫、とみみずくの体調のことを、心配してくださったのだった。今度うちに遊びにおいでともおっしゃり、みみずくは恐縮してしまった。一介の教育大生にこんなにかまってくださる、教育委員会の人もいるのだと思っておどろいた。

たまに思い出して、受けた恩は、これから誰かに返していかなくちゃとおもう。


あすは横浜市の教員採用試験。

0 コメントはこちら: