ひとり、またひとり、寮を去っていく。
みんな僕の知らない土地へ、知らない生活を始めに、ひとりまたひとり去っていく。
このまま僕が、なにも動かなければおそらくもう二度とあうことがないひとたち。去年のいまごろ、部屋で伏せていて、本当に二度と会えくなってしまった人も多いから、なるべく見送りたいとは思うけれどなかなか外にでる勇気がない。
って……自分はいつここから撤収するんだ?まだ部屋は荷物でごちゃごちゃしている。
想像していたよりも耐え難い時間なので 部屋からすたこら逃げだすことにした。
市役所にいって除籍をして、病院にいって 当分の薬をもらって……
気は紛れない。やっぱり帰る。
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