今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

一休宗純

2008年3月26日

 

「人は 人は……時に苦しくて 苦しくて たまらないから 祈り願わずにはいられない 苦しみから救われたい 心の底の底を見ればこそ 真実に願い祈らずにはいられない…」

『あっかんベェ一休(上)』坂口尚著

眠れないので、父の本棚から漫画を借りて読む。といって日本史にも、仏教にも疎いみみずくにとって、内容はかなり難しい。


引用は一休宗純、29歳の頃の台詞。厳しい修行を積み、羅漢(自分の煩悩を去って悟りの境地に入ろうとする小乗の悟りを得たもの)に達したものの再び真実を求め、迷い苦みつつ、行脚する一休が、再び悟りを得たときのことば。


<羅漢>と<作家>までの一休の悟りはなんとなく、理解できたが、一休が実在の人物ということすら知らなかったみみずくにとって、ここらへんからよくわからなくなる。

講談社漫画文庫。お勧めします。久しぶりに一冊の本(漫画)を読破できたぁ……。活字を読めるくらいの気力が出てきたのかも知れない。

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