今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

肺に影 頭に靄

2009年6月12日

 

親不孝になりたいなんていっていた自分……いちばんの親不孝は親より先に逝くこと。


今日は朝はやくから健康診断の結果をもらいにいった。普段は能弁な内科医だが…。


内科医「血液検査その外は全く問題ないんですが……」


みみずく「やっぱり、ここですか?(頭をさす)」


み「あ、その、パキシルなんて劇薬を毎日飲んでるので……」


内科医みみずくの言葉を遮り、おもむろにレントゲン写真を取り出した。

内「はっきりいいます。ここに影があります、大丈夫だとは思うんですが、レントゲンだけはどうも……紹介状を書きます」


内「そこで改めてCTで精密に調べてもらって下さい」


み「(肺に影……再検査……煙草……肺ガン……余命……)」


じつは一年前、長野で入院したとき、やはり同じところに影があり、半年後に再検査を受けるよう指示されていたのを思い出した。


この日、ある男がカブにまたがり、レントゲン写真を抱えて、市内のべ4カ所の病院をさ迷った。診察費もなくなり、悲壮な顔はまさに病人であった。


結果は忘れた。
誰しも、一年先、いや、明日生きているのかだって不確定なのだ。

今日の夕方から施設で働く。

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