健康診断で心電図に「所見あり」だったためか、施設の上司に再度面接のため呼ばれた。
念のため朝いちばんで、もう一度、内科にいく。右心房かどこかを流れる電流が遅いのだという。よくわからないが、みみずくの鼓動は、人類のそれとちがう、波形なのかもしれぬ。心臓に関して 情報を得た得たみみずくは、万全を期したと思い、面接に行った。
しかし勘違いしていた。一時間ちかい面接でわかったのは、この法人が要非常勤といえど採用に慎重だということ。
社としての、介護の姿勢や理念も伝えられ、そして、みみずくの精神面を仕事をする上で、差し支えがないか非常に気にしていた。
「とにかく、3ヶ月の雇用で、適性をみます。」
み「誠心誠意頑張ってみます。しかしながら意に添えず、役立たなかったら、いつでもクビにしてください!」
こんなことをいう労働者はどうかとあとから思ったが、とにかくこんどこそ採用になった。
さて、夜、家族が寝静まってから裏庭にでて、いつものように天国の人たちに、報告していると、突然、それに答えるかのようにいるはずのないタヌキ(!)が近づいてきた。
よく、人生の節目の時に、みみずくはいるはずのない珍しい動物をみることがある。
明日からどうなるか。タヌキはクンクン鼻をならして、なにもしゃへらずどこかへ消えていった。
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