今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

畑ちがい

2009年6月21日

 

黙秘義務があるから仕事場のことを書くときは、気をつけないといけない。けれども書きたいことがたくさんある。これから書ことは、実在ではなく、「仮に」ということで書かせていただきます。現実に起こったことではありません。


今日で四日目の仕事場。介護の技術はまったくの素人のみみずく。


仕事場の先輩「君、大学、何学部だったの?」


みみずく「…教育学です」


先「あ〜、ダメだ。教育なんて、人を'教える'人間が介護なんて」


み「……」

思わず、「はい!」と答えそうになる。確かに、たかだか四年の教育学部生は、福祉の世界にいきなり飛びこんできて、心がまえも技術という点もまるで、通用しない。たとえ「ケプラーの楕円軌道」を数式にあらわせても、おむつは簡単に変えられない。


たとえ「ゆとり教育」ついて一時間言えても、ゆとりをもって、からだを移動させることはできない。


畑ちがいの人間。


みみずくは叱られると気落ちはするほうだ。自慢ではなく小さなとき、誉められてばかりで育ったから。


けれど、いつもより引きずらない気もする。


根っこは違っても、お日様に向かって生えるのは同じ!


と自分にいいきかせ明日も頑張りたい。

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