今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

菜の花と宇宙

2009年10月8日

 

去年の冬に植えた善光寺菜。


春種をとって箱にしまっておいた。


それがきょう、台風が通りすぎたあとの日差しをあびて芽をだした。日いっせいに。


蒔き主がどれほど酷い今日だろうが、彼らには関係ない。


このうちいくつがまた同じように花をさかせる前に、虫にたべられるか、寒さに枯れるか、日照りに枯れるか。


密集して芽ぶいたもの、ふたばが白く元気がないもの……


こうして不平等からはじまり、拡散し、また新たな平等の一点に凝縮する。花をさかせ実を結ぶ。

宇宙の道理の縮小版。


人間はどうか?


生まれながらに欠けているぶん、誰かにあいたくて、何かにあいたくて、生きてる。

3 コメントはこちら:

data さんのコメント...

 大変でしたね。
しかし、私には死ぬ覚悟は無いです。
まだ死ねない。死ぬ勇気もない。

 みみずくさん、生き残ってしまったということは、何かあなたがやり残していることがあるんです。

Tsukiyo-no-Mimizuku さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
月夜のみみずく さんのコメント...

大変ご心配をかけました。
理性が吹っ飛んで衝動的なことをしてしまいました。

死ぬ覚悟なんて私だってありません。

以前友だちが同じような形で亡くなり、友人たちも家族も、どうしようもなく悲しみに暮れました。

まだやるべきことがたくさんあるんですね。

先日、もう死にたいけれど修行が足りないから神様からお声がかからないと100歳の老人が嘆いていました。

ありがとうございました。