今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

新月 みみずくの自問

2007年5月21日

 

  「中等社会科指導と教材展開Ⅰ」 何もしないでいたら、明日が発表日となってしまった。

  そもそもこれは社会教育専攻生のゼミで、つまり他専攻の研究室のゼミなのだが、先月誰でも受講できると勘違いした専門外の僕が一人紛れ、いまも受講している。

  眠い目をこすりこすり、いろいろな出版社の教科書を見比べる。写真や漫画を多様している教科を見て少し驚いた。「君たちは」という呼びかけの文句がやたらと多い教科書もあった。

  自分が中学高校時代に使っていた教科書も見つけた。二色刷りで、文章も堅く、味気ない。すべての教科書がこういうものなんだと思っていた。実際は教科書会社によって内容も量もずいぶん異なるのだ。

  
閑話休題・・・・・・最近、いろんな体験はしたけれど・・・・・・・。どうも課題をやりながら集中できない。夜の図書館をでたあと、誰もいない生協食堂においてあった資格関係のパンフをみていたら、急に自信がなくなってきた。しばらく机に向かっていなかったので、またあの劣等感がよみがえってきた気がする。「自分は頭が悪い」「勉強ができない」、高校時代に苦しめられたあの嫌な感覚がまた蘇えってくるんじゃないか。

  昨日、松短キャンプで担当した班の人と会うことができた。その人は僕の兄貴くらいの歳で、紆余曲折を経て、自分の意見をきちんと持っている人だった。自分とは世界の違うひとと話すと、自分のことが浮き彫りになってくるものだ。自分とは違うひとと比較して、はじめて自分に足りないものが見えてくるものだ。

 僕はいまの自分に足りないもの、それをしばらくの間、見つめてみることを怠っていたのかもしれない。

 

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