今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

おりんはやっぱり仔やぎだった

2008年9月29日

 

仔やぎは、みかけは小さな大人のやぎ。でも、草村の中をはしゃいぎまわる様子、母親が見えなくなると悲しいそうに「めぇー」と鳴く様子、やっぱりまだ赤ん坊だ。


おりんは、やんちゃなくせに、夕方、母親が見えなくなると、まるでこの地球上の孤独と悲哀のいっさいすべてを背負ったような切ない声で何度も鳴くのだ。


動物たちはときに人間よりも人間らしい……親子のやぎを見ていて、思った。……ほんとに人間よりずっと。

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