ご両親と、いろいろ話す。在りし日のこと。みみずくも覚えいる限りのことを伝える。お墓の前で、オカリナをふく。どうかこの音が、天国に届きますよう。お父さまから短歌をいただいた。
<命終いし吾子の掌にのこされしもの わが生あるかぎり永遠に解らず>
<二週間たしかに藍は先生なりき鉛筆手向ける晴れわたる朝>
夕方まで農作業を手伝って、再訪を約束して、高原を後にした。いただいたブルーベリーとレタスは寮に置いておくことに。寮にかえってまる2日間眠りつづけた。
いまはカブで松本をめざしている。この現実感のなさ……現実から遊離しているような感覚。
<なぜという問いの果てのらせん渦尽きることなきこれは修羅道>
いまはなにもかも色褪せて見える。が、寿命あるまで迷いながら生きよう、と思った。
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