今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

原付の旅 4日目

2007年3月7日

 


やってまいりました、金沢。前日22℃だったらしいここ、今日はこの冬いちばん大雪。氷点下1℃。

おとといも、今晩も、旅先で見る気象ニュースに、自分のいる街が流れる。ローカルではなく、全国版で。富山は突風、金沢は大雪。自分の原チャに悪天候が追っかけてくるよう……

今日もまた死ぬ思いで輪島から120キロを走り、ビジネスホテル入りとなった。途中能登の山中で迷い吹雪、南に下る国道にでたと思ったら叩きつける雪。スリップすなわち死、インターのあるバイパスも走った。
なんていう旅…晴れ空の下日本海を望みながらのツーリングするはずが、冷えきった体に鞭打ち、痛さを通り過ぎ、感覚のなくなる手をあたためあたため、一刻もはやく目的のない街に移動するという……日没までに街にたどり着けない場合、それは氷点下の吹雪のなかで、安テントにて夜を明かすことを意味する。
想像している以上に死ととなりあわせであるらしい。実感がわかない。
でも明日から無理はやめよう、絶対…

今日唯一和んだのは 日本一長いベンチがある砂浜で、透明のさくら貝を拾っていた時だ。 泊まる場所とある程度のお金の余裕があるものの、これほどひどい旅もなかなかないだろう。
富来のさくら貝

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