今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

松本、デーケン、雨の中

2007年4月22日

 

 今日は「死への準備教育」で知られるA・デーケン氏の講演を聴きにいく予定であった。

・・・・・・いや実際講演を講演を聴くことはできたし、帰り際、僕の30cm前をA・デーケン氏は微笑みながら通り過ぎていった。篠ノ井総合病院、病院祭の催しである。

 だがいささか今日はついていなかった。以下にその「ついていなかったこと」を書くことで、落ち着こうと思う。(なんだか小学生の作文みたいだがお許しを)
 
 講演会は10時からと聞いていた。僕は余裕をもって9時到着を目指し、長野駅へ原付でむかった。能登の雪まみれ遠征をともにした、戦友Let’4 50ccである。駅に着き、つぎの列車は当分ないことを知った。しょうがないので、篠ノ井まで原付でいくことに。ああ、なんという春らしい、眠くなるような朝。

 といっても、べつに原付の上で寝むりこけて事故ったということでもなく、無事、病院に着いた。勘違いしていて、講演会は14時からだった。今日の午後から松本でゼミのミーティングに参加する約束があったので、しばらく迷う。

 A・デーケンの講演会をとるか。それとも後輩からの信用を守るか。僕は両方を取ることに決めた。

「往復特急で松本へ行き、講演会までに帰ってくる!!」

 18切符を愛用するものとして、特急に乗ることは有る意味冒険であり、贅沢である。割引率の高い1枚500円になる信州特急回数券を買ってしまった。近いうちに乗ることもあるさね。

 しなの号はちんたら進み、これじゃ昔毎日乗っていた京急の快速のほうが早いと思った。松本に着く。いち早くミーティングに出ねば。信大経由のバスはまだ時間があったので、料金も安くなることだし、途中まで歩くことにした。・・・・・・そう、抜かれたのである。結局歩いて大学まで行った。バスが定刻より早く運転していたか、僕が阿呆だったかのどっちかだ。どっちでもあるか。

 さてミーティングが終わったのが13時。13時ちょうどの特急しなのにのらなければ、講演会には間に合わない。遅刻を覚悟し、つぎの14時の特急に乗った。

 14時からはじまった講演会はまだ終わっておらず、運良くA・デーケン氏のユーモアあふれる講演を聴くことができた。詳細は別に譲る。とにかく、病院を出た。

  以下、面倒くさいので端折って書く。(すでに同じことを一回書いたのだが、ネットの調子で消えた)雨が降りそうだ。でも急いで帰れば寮に帰れるだろう。急いで帰る。道を間違える。大丈夫だと思い引き返さない。雨が本降りになってくる。ガソリンがもう僅かしかない。ここはどこだ? 山のなかだ。ずぶぬれになりバス停で雨宿り。あきらかに地元人らしき人の車。

 月夜のみみずく:「すみません。長野へはどちらの道を行ったらいいんでしょうか?」
 おやじ:「は? ナガノ? ナガノ?」
 月夜のみみずく:(負けじと)「はい、善光寺のある・・・長野市です」
 おやじ:「ちょおっとわかんないなー。じゃ。」(走り去る)

 って、おじさんは長野近郊に住んでて長野市がどこかわからんのですか!(笑)  自分の格好をみて納得する。

 ずぶぬれになったことを除けば無事、さきほどあけぼの寮に帰ることができた。往復特急に乗ったのになぜこんなに濡れて帰ってきたのか、友は不思議がっている。

 さて、22時からは寮の会議だ。それまでにすこし寝よう。

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