失って初めてその大きさに気づくということがある。
ついに最後の4年生が昨日旅立っていった。小学校の臨時教員になるのである。
後輩がぞくぞくと部屋を訪れ、寮のなかの“日常”に溶け込もうとしている。
そこにいて欲しい4年生の姿はなく、ぽっかりと穴があいたよう。
積分していくと、それはつねに人の入れ替わる世の中だ。
今日もお年寄りの何人かがこの世からなくなり、一方で新しい生命が産声をあげる。
人はどこからから来て、どこへいくのか。
後戻りできない長い一本道を、僕は今日も無為に過ごしてしまった。
今宵も月夜に導かれ、
あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。
いったいどこへ行き着くのやら。
そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録
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