新歓期間が終わった。
最終日のコンパで、Dr.と一週間前から準備していたコントをやったのだが、新寮生の知らぬ寮用語をかましすぎたこともあり、うけはいまいちであった。大勢の人を笑わせたり、楽しませたりするのはすごく難しい。でも少しはコンパに貢献できたかなぁ? いつかは本当に笑わせてやります。
去年僕は飲みすぎたために、途中で引き返した恒例の山登り。一時間ほど闇夜の七曲を、通りすぎる車に怪しまれつつ、大勢でわいわいと上っていく。月夜のみみずくは暗いところなら、誰とでも話せるのである。院生の先輩と仲良くなった。
ああ信濃路の夕暮に
駒うちとめて義仲は
都の空を仰ぎては
若きひとみをもやしけり
理想の花の香も高き
ふるさとの野をうたはばや
春霞ひく歌ヶ丘
古りにし石碑の前に立ち
みやびの胸を吟ずれば
うら若き児のほほ伝う
熱き涙に裾花の
岸の桜も色あする
夏草やどのしのばるる
川中島のいくさあと
河原の石にまどろめば
平和と乱に散りひらく
歴史の花のうつろいて
今ひびくなり自治の鐘
今ひびくなり自治の鐘
天守閣の石垣をよじ登りのぼり、長野市の夜景を眼下に肩を組み、寮歌をうたった。義仲もさすがにここまではしなかったと思う。6年間、毎日通勤電車でもまれ、闇々たる面持ちで単語帳片手に、車窓を眺めていた、ついこのあいだの自分には想像もできない光景だ。
今宵も月夜に導かれ、
あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。
いったいどこへ行き着くのやら。
そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録
2007年4月8日
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