今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

自分自身の変化

2009年5月25日

 

僕は医師ではないので、自分に診断をくだせないのだが、ふと目に留まった新聞記事があった。

「否定型うつ病」
……なんでも「病気」にしたてて商売にしてしまう昨今だが、実はかなりの部分、みみずくに当てはまることがあったのであながち見過ごせなかった。


「否定型」は従来の生真面目な性格な人がかかりやすいタイプのうつ病とは、症状がだいぶ異なる。


いちばんの特徴は「普段は抑鬱だが、楽しいこと、興味があるときは、気分が明るくなること」
極端なことをいえば、病気を言い訳に会社を休んでゲームに熱中したり海外旅行にいったりすることが可能なのである。はたからみればとんでもない人間である。

みみずくが思うに、「甘え」と「病気」が混雑してわからなくなった状態であろうか。深刻な時は辛いが(病的に)、休もうといいきかせているうちに「怠け」「堕落」していってしまうのかもしれぬ。


特徴はこんな感じであった。()は従来のうつ病


●二十代から三十代の女性に多い(←キャリアを積んだ比較的年配の人が目立つ)

●性格的に、人目を気にする(←生真面目、努力家)

●夕方にかけて気分が重くなる(←朝がいちばん辛い)

●十時間をこす過眠(←不眠)

みみずくは、医師の診断で「従来型のうつ病」とされ、一年以上の投薬を続けている。発症当時の診断は正しかった。不眠・抑鬱・自殺願望・無気力・自傷すべてあった。


しかしいまは「不定型」に近いような気がするのだ。「甘え」だなと思うときがある。平常は抑鬱だが、時々(友人といるときは)あからさまにテンションの高いおばか人間になる。

これはもう、一人の人間の個性といえるほど、僕は回復しているのではないだろうかと思えるときもある。

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