今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

夢の話・薬の話

2009年5月16日

 

焼きそばを売るバイトがあると、先輩から誘われた。電車で現地に向かう。


公園につくと、そこにはヤクザの一団がいた。組長らしき男が、なにか訓話をしていた。


焼きそばを彼らに売る。1日の報酬として、ひとりずつ二万円もらった。先輩はヤクザから六十万円もらったが、これは危険な仕事で、責任があるから、自分のものだといった。


ちなみに「焼きそば」とは麻薬とか覚醒剤とかの隠語ではなく、文字通り、焼きそばであった。


よのなか、焼きそばをこんなに高く買うバカがいるんだと思いつつ、みみずくは電車にのった。


一人ぐらしの祖母の家にいくと、なぜか小学校四年生くらいの女の子がいた。実に悲しい顔をしている。


聞けば仲良しだった姉が亡くなったのだという。

みみずくはいう。
「大丈夫だよ、お姉さんはこうして生きてるよ、ほら連れてきた」


ふところにしまっていたハムスターを手のひらの上に出す。


その子に安堵の表情……しかし、たちどころにハムスターはちりちりバラバラになり死んでしまった。


女の子は力つきたような顔をして寝てしまった。

以上、脈絡の不明な夢の話。今日はほかにも何種類もの夢をみた。


* * * * *


夕方病院にいった。半年ぶりに薬を増やしてもらった。レキソタンの二ミリ、1日二錠。レキソタンは、抗不安薬で、抗鬱薬と違い、即効性がある。入院していたときに、発狂したら、オレンジ色の五ミリ錠を飲まされ、眠らされていた。


現在1日に、パキシル3錠、テシプール4錠、レキソタン2を二錠。眠いはずだ。


医師に「誰しもがもつ現実な不安もあるが、それだけでは説明のつかない、理由のわからない心の苦しさや重さが周期的に訪れて辛い」「もう一年以上たったが、これが鬱病なのかただの怠けなのかわからなくなった」といったら、増薬となった。


以前、テレビで「リタリン」という向精神薬の中毒になって、支離滅裂なコトバを話す精神科医をみた。即効性のある精神の薬は一種の麻薬である。


使い方を誤まれば実に怖いが、レキソタンを飲むと、一時的に苦痛が和らぐ。


薬局で薬をもらうとき、薬剤師の人が、実は自分も六年苦しんで、いまは立ち直ったが薬を飲み続けている、といっていた。根治ではなく、この頭の病気とうまく付き合えるようになったといっていた。


みみずくは鬱病に限っていえば薬が問題を解決するとは思っていない。むしろ依存させることで、製薬会社が巨大な利益を得ている面もあると疑う。しかし、現実に薬が多くの人を助けるのもわかる。

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