今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

侮蔑と抑圧の社会1

2009年5月6日

 

すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的経済的又は社会的関係において差別されない。(日本国憲法十四条)


法のもとならば、少なくとも、である。実社会では、人間は醜いほどまで他者を侮蔑し、罵り笑う。


今日は、採用試験の情報を落とすために、無線LANがつながる、とあるショッピングセンターのファストフード店にいた。

近くに 集団で席をとっていた高校生が、中年の男を罵っていた。


高校生「うぜえんだよ、きもいよ」
「消えろっていってんだよ、しね、きちがい」


罵詈雑言とはこのことだ。

みみずく「あ?」


最初自分に向かって話してるのかと思い、いちおうてめえの高校生よりはオツムのいい元男子高生の意地を見せつけるべく、格好だけでもぶん殴ってやろうかといきり立ったみみずく。そうでなきゃ母校の名がすたるというもの……がしかし、


みみずく「……いやちがう……このおっさんにいってるんだ」


中年の男性がニコニコしながら、高校生たちに話かけている。話の脈絡がない。精神に何かしらの障害をもった人だと、わかった。


精神病院に隔離されていた経験がない人でもわかる。


アルバイト店員が異常をさっしてあいだにはいる。しかし、中立ではなく罵詈雑言をはいている高校生をかばい、男性にむかって「警察を呼びますよ」

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