今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

みずがき障害キャンプ

2007年8月13日

 










 






  障害をもち、山梨県の作業所や授産園で働くかたたち、施設の職員さんたちと、3日間を、星空輝く森の分校のような場所で過ごした。先週末、木祖村の子どもキャンプの終わり名古屋からの帰り道、二つ返事で参加を決めたこのキャンプ。憔悴していた僕をそれでもと誘ってくれた親友に感謝したい。休みなしの続投8日間であったが、かけがえのない出会いや発見があった。
  
 淑徳大、慶応大の先生方や日本キャンプ協会のプログラムディレクターはいわば日本の野外のプロ中のプロといえる人たちである。要領のよい仕事ぶりに魅せられた。

 淑徳大のOBをはじめとするスタッフの方たち。音楽を愛し、人を愛し、自然を愛する。キャンプのありかたの多様性。キャンプのもつ可能性を知った。

 ハンディキャップを持つキャンパーの方たちと森の中での3日間を過ごし、私たち人間の、なんといえばいいんだろう……あたたさ、を感じた。生きる意味について考えた。





 キャンパーとパートナーになる淑徳大の学生と話し、これからの自分の生き方を少し見つめることができた。福祉の道。教育の道。それぞれ道は違くても、目指すところは一緒なのかもしれない。

 最終日の今日、最後の打ち上げの時は、疲れが出て精神的に潰れそうになった。ところが不思議なことがあるもの。そのとき、偶然、高校時代ボランティアをしていた横浜の作業所で働く方から電話があって、励ましてくれた。ちょうど当時の作業所でのことを思い出していたときだったので驚いた。あの人は遠くの地から僕の姿が見えているんだろうか。共時性ということは本当にあるのかもしれない。

 
……来週からは僕にとって二期目の教育実習がはじまる。不安はなくならないけれど、木祖村の子どもキャンプ、そしてこの障キャンを連続で乗り越えられたんだから、こちらのほうも何とかなるような気がする。必死だった8日間の野外生活で体はぐったりしているけれど、明日からは、遅れている教育実習の準備にとりかかろう。

2 コメントはこちら:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。かみやんです。久しぶりにコメントします。

もしかしたら、こばさんが行って来たキャンプ、私が行きたかったキャンプと同じなのかもしれないです。

去年までたまけんの加藤先生が行っていたみたいで(加藤先生が淑徳でも教えているので)、今年は8月11日から13日に障キャンがあると聞きました。残念ながら、私はバイトが入っていたので参加できなかったけど、行きたかったなあ。

私は、無事にテストを終了し(一個だけ再再試まで受けたものがあったけど、なんとかクリアしました)、ユースの群馬のキャンプや、伊豆のスクーバに行ったりしました。スクーバでは(ユースのでも)、信大の方にも会えました☆

こばさんは実習たへんそうですね。
私も、勉強がんばらなきゃ!!

かみやん

Tsukiyo-no-Mimizuku さんのコメント...

ありがとう。

すべてが、勉強だと思うよ。
机に向かって学ぶことが、のちのち生きることもあるけれど、そうでない学びもある。

残り半分、素敵な夏休みを!
ひまがあったらまた長野にも遊びにきてね!