手紙を書く。
手紙はご無沙汰だ。
みみずくの好きな遠藤周作に触発されて、怠け心に打ち勝ち、文をしたためる。
相手は、大鬱病のときに、面会にきてくれた大学の教育社会学の先生と、そして寮でお世話になった亡き先輩の両親へ。
あなたさまのおかげでいまの私がいます。あなたがいたから、みみずくはいま、なんとか生きている。伝えたいのはそれだけ。
小さな命を守る重心の仕事、二週間たった。
みみずくは、毎日強い海風に吹かれて、日々強くなっている。
あるいは強くならなきてはならない。
2010.07.29 renewal
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