じゃあ気をつけて。
ホームセンターでカブに乗っていた人から声をかけられた。同じカブて、見慣れない新しい車両だったからか声をかけられたあとだった。
気をつけて。そのことばがまるで予言のように耳に残る。
電車のなかで亡くした財布を取りにいった帰りだった。次の仕事さきになるかもしれなかった、その日、みみずくは、満員電車の人に押され、財布をホームにおとしていた。
こんどは交通事故。
退職願をだしてから悪いことが立て続けにおこる。
まえの車が急のつく急転回して、さけられず衝突。
体が、痙攣している。親切なおばちゃんがかけよってきて、目の前の消防署に通報してくれた。
自分で病院にいける気がしたので断ったが、足を捻ったらしく、すでに到着していた救急車に載っていくことをすすめられる。
警官がぶっきらぼうな物言い人で救急隊の人は、悪口をいっていた。久しぶりに味方を得たような安心感がした。
足は捻挫ですんだ。
夜勤なので、欠勤希望の連絡を入れるのがこころぐるしい。
職場からは夏休暇を前倒しにさせてもらいますとか、いつこられるか、そういった実務的なことばかり。事故にあった私、それはミスをし、業務に穴を空ける存在でしかない。
疲れた。
他のことは考えず、
迷惑も考えず、一週休みとする。実際足を捻挫しているから働けない。
保険会社の人だけ、味方をしてくれる。
お金、だけか。この世界は。
0 コメントはこちら:
コメントを投稿