直接深く関わった人が亡くなった。
…さん、…さん、…さん、…さん、そして今日…さん
仕事をはじめて二年余り、これで5人目だ。
どの人もまだまだ生きると思っていたのに。
年齢からすれば天寿を全うしたかもしれない、でも…
一人の人間が死ぬということは、その人が生きた途方もない月日の歴史が消えることだ。
たぬき坂、キラク煎餅、へいらく小学校、みんなて私をいじめるの、伊勢崎町のあたりでね、犬がいてね、すぐげんこつが飛ぶの、ももちゃん、ありがとう、お世話になります……
最期の日常を共にし関わった人でなければ、肉親ですら、わからない言葉が、消えていく。消えていく。
介護は夕方の仕事かもしれない。いつまでたっても夕方の仕事。夕日であり、落日であり、それが、外で遊ぶこどもたちにとって最も楽しい時間であったように。そうなるように、日々、仕事をしなければ。
そうしなければ。
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