ひんやりとしたアパートの一室で、自分の生い立ちを示すダンボール4箱をクローゼットから引きずり出す。
小学校の連絡網に始まりわずかな中高の記録、大学、寮で過ごした日々の写真…
記憶から確実にきえはじめている。必死にダンボールを抱えこむ。これが燃えたら、自分はいなかったも同然……。
一匹の蝶の羽ばたきで、世界が気象攪乱することもあるが、一匹のみみずくの鳴き声は、闇夜に吸い込まれていく。
あなたはなんの為にそこにいる(存る)のだろうか。
みみずくはなんの為に、ここにいるのだろうか。
果てしなく深い海溝……
1 コメントはこちら:
月夜のみみずくさん、こんばんは。
ブログ読みました。「あなたは何の為にそこにいるのだろうか」... 奥行きの深い言葉ですネ。きっと今のあなたは、毎日毎日が手探りしながら、自分の存在価値や社会との結びつきを突き詰めようともがいているのだと思います。
まだまだ20歳代。これからですヨ。たくさんの人と話してください。多くの書物を読んでください。いろんな場所に出かけてみてください。ある時、何気ない瞬間にフッとあなたの心に浮かんでくるものあると思います。
どんなに時間がかかっても、あなたが捜し求めているものがきっとあなたの心の中に発見できるときがくることを信じています。
毎日働いて、話して、笑って、食べて、寝て ... そんな一見単調に見える生活の中にきっと答えが見つかる日があります。
心をゆったりと構えてください。何もあせる必要などありません。
これからもブログ読みます。
--- 君ヶ崎 譲 ---
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