今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

特擁でのクリスマス会

2009年12月20日

 


今日は職場のGHでクリスマス会。みみずくの勤める社会福祉法人の本拠地である特別擁護老人ホームの併設レストランに行った。
話では聞いていたが、衝撃的であった。「ここが特別擁護なのか!?」 フロアはホテル並み。ゆったりとした真っ赤なソファー、レストランは一流のフランス料理、クリスマスの飾りつけも教会のよう。しかも完全なるバリアフリーを実現している。一介護職員のピアノを聞きながら、みみずくはうなっていた。
しかもここは決して、他の施設に比べて価格が高いというわけでもない。
日本の介護福祉の最先端のサービス。
認知症が進んだ方にとっては意味がない? そんな風にも思っていた。だが、ふだんなかなか笑わない方もにこやかに笑っていたのをみてみみずくは泣きそうになった。
認知症介護は教育と異なり、「瞬間」のサービス業である。
線か点かの違いである。
けれども、この広い三次元の地球が、はるか銀河のかなたからみれば一点であるように、さほど大きな違いはないのかもしれね。
家族の力、職員の力、人間の力。
やろうと思えばここまでできるんだ。
みみずくのほうも負けてられぬと思い。
明日の全職員勉強会で、授業者をする。


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