今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

本当に「月は落っこちてこない」の?

2011年3月17日

 

「過去から学び、今日のために生き、 未来に対して希望をもつ。 大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。」

  アインシュタイン

* * *

“本当に「  」なのか”

ここに世論や常識を入れ、アタマで変換してみることをお勧めしたい。思考の中断から逃れられる。

例えばそう ・月は落っこちてこない  というアタリマエ中の当たり前。常識のなかの常識を入れてみる。生まれてこのかた、疑いさえしなかったことを。



* * *


僕の場合は、馬鹿だから脳内で一回フリーズをおこした。


「ばかだなー 月は落っこちたことがないから、落っこちてこないのは当たり前!」

          ↓

「あれ、地球の重力でりんごは落ちるのに、なんで月は落ちねえんだ?」

          ↓

「遠く離れた月にだって、地球の重力が働くだろうに。その力が小さくても
いつか落っこちてくるはず!?」


混乱する。自分の信じていた世界の常識が一瞬で崩れ、不安になる。

それは自らのアイデンティティの崩壊の危機であり、それ以上に、次の瞬間月が頭の上に落っこちてくるやもしれぬ現実的な恐怖との戦いである。


しかし! そこで恐れてはいけないと思う。不安と戦い考え続る。

すると「月には遠ざかる遠心力も働いている」ということに気づく。

新しい可能性にちかずく。


* * *


いま、大災害にメディアの情報が、生死や生活を大きく左右している。

だが。その情報を鵜呑みにするも、根っから反論するのもだめだ。

情報の発信もとは重要じゃない。NHKでも、東大の教授でも、原子力の専門家でも、隣のおばちゃんが言ってることも。巷のデマっぽい噂も!!

すべて情報は「ありえる可能性がある」だ。

だからこそ、

“本当に「  」なのか”

に情報を当てはめてみる。それも常識っぽいものから!


例題:「募金・節電は被災地を救う」
   
   「ガソリンの買だめはとんでもない悪いこと」

   「道路の状況が原因で、支援物資の到達を遅らせている」

   「自衛隊は5万人動員されている」

 

何事も、最終的な結論は、他人ではなく自分で導くべきである。

そしてそれにもとづく行動には、責任を持つこと。

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