今日は……予定なら猫ちゃんとの散歩の約束の日だった。
猫ちゃんとみみずくは 八重桜の咲き乱れる頃、つまりごくごく最近、お付き合いを始めた。<彼女さま>とかくのが恥ずかしいし、慣れないので<猫ちゃん>と書く。
みみずく23年間の法則は突然の彼女の出現によって、覆された。
まさか、みみずくが誰かを好きになるなんて。好きになるだけでなくて、お付き合いするなんて。考えても見なかった。夢想はしたけれど、いつも寂しかったけれど、そんなことはもうないと、諦めていたのに……
さて……
今日は二回のデートだった。猫ちゃんも働いているから、なかなか会えない。この日を待ちわびて、みみずくは働きに働き、猫ちゃんも楽しみにしていてくれた。
空は晴れ渡り、みみずくは考えごとで徹夜の朝だった。
猫ちゃんから、待ち合わせの直前になって電話が……
猫「ごめんみみずく、今日、行けなくなった・・・」
み「(……行けなくなった!?えっ??えっ??×△◇○??)」
急にかわれない仕事がはいったという。
僕は電話を切る。
一瞬でも疑った僕を彼女は許してくれるだろうか……
もう一度電話がかかってきた。
猫ちゃんは泣いていた……
いままで一人で虚勢をはって生きてきたみみずく。
猫ちゃんはそんな僕に突然舞い降りてきた天使。
それも不器用で世界一愛くるしい……
1 コメントはこちら:
え????彼女ができたー!?!?!?
報告求む。
コメントを投稿