今宵も月夜に導かれ、

あっちの止まり木へふわり、こっちの止まり木にふわり。

いったいどこへ行き着くのやら。

そんな「月夜のみみずく」の自分のための備忘録

これから先のことを・・・

2007年9月15日

 

 教育実習が終わり、昨日今日はぼんやりした二日間を過ごしていた。
 聞くところによると、途中で挫折した友もいたということ。僕の場合は幸い、それほどまで大きな失敗もなく、途中いろいろ壁はあったけれども、とりあえずは最後の日を迎えられたわけだから、幸せなのかもしれない。

 最後の週は毎日2時間も眠れなかった。授業に苦戦している様子をみた子どもたちは黙ってポンと肩をたたき、僕を励ましてくれたりした。

 「頑張った分、いまは充実感にあふれている」・・・・・・よく聞く話だが、そんな単純な話ばかりではないと思う。正直なところを申せば、実習を終えて、将来自分が教師になってしまっていいのか、子どもためになることなのか、むしろわからなくなってしまった。簡単にいえば、自分なんかが教師になってしまっていいんだろうかと思う。

 もちろん別の選択肢を考えているわけでもないから、そういう思いと向き合うのは、つらい。つまるところ、自分が世の中に役に立つか、あるいはまったく役立たずかのどちらかを知ろうとしているわけだから。

 実習1週目で、崩れかけていたとき、ある先生からこんなメールが届いたのを思い出した。

 Kくんレポート受け取りました。ごくろうさまです。内容はもちろん合格点です。ちょうど実習を振り返るような中身になったかもしれませんね。私が知っているKくんは、教師に向いてないことなんて、ぜんぜんないと思います。それでもKくん自身がレポートで書いているように、悩み揺れることが教師という職業の宿命なのかもしれません。悩み続けられる教師になれたらいいですね。苦しいですけど、やりがいのある仕事です。

 ・・・実習を通して教師になることを確信した仲間を潔いと思う。同時に自分のほうは・・・と考えると焦る気持ちもおさえきれない。僕はそんなに潔くはなれなかった。先生は悩み続けることこそ、とおっしゃっていた。それが本当なら、この実習はある意味で成功だったのかもしれない。

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高良翡翠 さんのコメント...

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